2022年8月15日、お盆のシーズンにフェリーに乗って対馬へ。
深夜の便に乗って、島に上陸したのは朝の5時。
本当は7時まで船内で眠りたかったのですが、この日は何故か船内休息できなかったので、仕方なく眠い目を擦りながら近くの山に向かいました。
当たり前ですが、お外はまだ真っ暗です。
港から徒歩で20分ほどの場所にある登山道へと歩みを進めます。
登山道の両側には針葉樹の間にコナラがいくつか点在しており、その内の1本を見上げると地面から約2mの高さにツシマヒラタが!
落ちてた木の枝を使って地面に落とし、ゲットしました。
これで厳原産の種親♂は確保したので、我が家にいる2♀でブリード可能となりました。
その後、知人の家で装備を整えた後に、豊玉町内のクヌギ林へと車を走らせました。
この陽当りの良いクヌギ林は、私が毎年樹液採集しているチェックポイントです。
林の入り口には大量のツシマヒラタの死骸が落ちていました。
推定70ミリオーバーの大歯もいますが、カラスに食べられたのでしょうか?
そのせいなのか知りませんが、今年はヒラタがほとんどいなく、コクワガタの姿しか確認できませんでした。残念。
何とか木の根元から採集したツシマヒラタの♀。
とりあえず、♀を確保したからクリアと言っていいでしょう。
その後、小型のツシマヒラタのペアと40オーバーのコクワを回収した後、引き揚げることにしました。
結果は、
- ツシマヒラタ♂2匹
- ツシマヒラタ♀2匹
- コクワガタ♂2匹
- コクワガタ♀1匹
今年は、限られた時間内でこれだけしか採集できませんでした。
とりあえず、ブリード用の種親は確保したので良しとしますが、来年はもう少し早い時期に行って、野生動物に食べられてしまう前に70ミリオーバーの個体を見つけたいです。
追記(2023.6.5)
前記の「小型のツシマヒラタ♀」の持ち腹から羽化した個体がこちら↓
特徴から推測するに、ツシマではなくチョウセンヒラタだった模様。
これが採集した親♀。まだまだ元気です。
よく見ると頭楯に切れ込みが入っていて、チョウセンヒラタの特徴であるM字になっています。
今後はインブリードしていく予定です。