Dorcus ALMA

ドルクス属を中心にブリードをしています。日々のブリード状況を日記としてまとめていきます。 ※飼育種一覧はコチラ https://bluehorizon.hatenablog.com/entry/2022/06/03/182757

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【長崎県対馬市】ツシマヒラタ採集日記

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2022年8月15日、お盆のシーズンにフェリーに乗って対馬へ。

深夜の便に乗って、島に上陸したのは朝の5時。

本当は7時まで船内で眠りたかったのですが、この日は何故か船内休息できなかったので、仕方なく眠い目を擦りながら近くの山に向かいました。

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当たり前ですが、お外はまだ真っ暗です。

港から徒歩で20分ほどの場所にある登山道へと歩みを進めます。

登山道の両側には針葉樹の間にコナラがいくつか点在しており、その内の1本を見上げると地面から約2mの高さにツシマヒラタが!

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落ちてた木の枝を使って地面に落とし、ゲットしました。

これで厳原産の種親♂は確保したので、我が家にいる2♀でブリード可能となりました。

 

その後、知人の家で装備を整えた後に、豊玉町内のクヌギ林へと車を走らせました。
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この陽当りの良いクヌギ林は、私が毎年樹液採集しているチェックポイントです。

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林の入り口には大量のツシマヒラタの死骸が落ちていました。

推定70ミリオーバーの大歯もいますが、カラスに食べられたのでしょうか?

そのせいなのか知りませんが、今年はヒラタがほとんどいなく、コクワガタの姿しか確認できませんでした。残念。

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何とか木の根元から採集したツシマヒラタの♀。

とりあえず、♀を確保したからクリアと言っていいでしょう。

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その後、小型のツシマヒラタのペアと40オーバーのコクワを回収した後、引き揚げることにしました。


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結果は、

  • ツシマヒラタ♂2匹
  • ツシマヒラタ♀2匹
  • コクワガタ♂2匹
  • コクワガタ♀1匹

 

今年は、限られた時間内でこれだけしか採集できませんでした。

とりあえず、ブリード用の種親は確保したので良しとしますが、来年はもう少し早い時期に行って、野生動物に食べられてしまう前に70ミリオーバーの個体を見つけたいです。

 

追記(2023.6.5)

前記の「小型のツシマヒラタ♀」の持ち腹から羽化した個体がこちら↓

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特徴から推測するに、ツシマではなくチョウセンヒラタだった模様。

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これが採集した親♀。まだまだ元気です。

よく見ると頭楯に切れ込みが入っていて、チョウセンヒラタの特徴であるM字になっています。

今後はインブリードしていく予定です。